👉「GPSR」とは?Etsyセラー向けにわかりやすく解説

EtsyのGPSRとは?EU責任者・費用・注意点をまとめて解説

GPSRについて解説した記事のアイキャッチ画像

今回は

初心者さん

GPSRとか意味不明なんだけど…。

そんなモヤモヤを、初心者向けにわかりやすく整理します。

この記事を読んでほしい人
  • Etsyでヨーロッパ(EU圏)への販売を目指している人
  • 「GPSRって何?」で行き詰まっている人
  • EUに責任者を置くってどういうこと?と悩んでいる人
自己紹介(名前:とむ・運営サイトEtsy/Pinkoi・実績:スターセラー)を記載した図解

EtsyでEU(ヨーロッパ)に商品を販売する場合、「GPSR」という安全規制に対応しなくてはいけません。

結論から言うと、日本の個人セラーがEUに販売する場合は、EU域内の責任者(代理人)を用意する必要があります。

とはいえ、

  • 安全規則って何?
  • 責任者ってどういうこと?
  • Etsyが用意してくれるの?

と、ここで手が止まってしまう人も多いと思います。

でも、安心してください!

難しく感じるかもしれませんが、ひとつずつ整理すれば大丈夫です。

まずはGPSRの基本から見ていきましょう。

そんなことより「何をすれば良いのか教えてくれ」って方は、こちらの記事を参考にしてみてください。

※本記事は、私自身の体験と一次情報(公式情報・業者とのやりとり)をもとに整理しています。

ただし私は法律の専門家ではないため、最終的な判断は必ず各国の公式情報や専門家の案内をご自身でご確認ください。(要件や費用は商品ジャンル・販売国・契約内容によって変わります)

ちなみに、厳密にいうと

  • アイスランド
  • リヒテンシュタイン
  • ノルウェー
  • 北アイルランド

もGPSR対象国に含まれます。

ただ、毎回書くと大変なので、この記事ではまとめて「EU」と表現しています。

目次

GPSRとは?EUに販売するための基本ルール

まずは「GPSRとは何か」を整理しておきましょう。

GPSRとは、簡単に言うとEUで消費者向けの商品を販売するための安全ルールのことです。

正式名称は、General Product Safety Regulation(一般製品安全規則)。

2024年12月13日から適用が始まり、EUで販売される商品はこのルールに準拠する必要があります。

要するに、

とむ

守るべき法律のひとつということですね。

GPSRでは、たとえば次のような点が求められます。

  • 商品が安全であること
  • 事故が起きた場合の対応体制
  • 安全に関する情報(注意事項など)の提供
  • EU域内で連絡が取れる体制
  • 責任者の連絡先の明記 など

つまり、商品そのものだけでなく「販売体制」までチェックされるのが特徴です。

まずは、この基本的な考え方を押さえておきましょう。

細かい内容まで確認したい方は、こちらをご覧ください。

欧州連合の公式Webサイト

Etsyで必要になる「EU責任者」とは

ここが、EUへ販売しようとしたときに一番つまずきやすいポイントかもしれません。

結論から言うと、日本からEUへ商品を販売する場合は、EU域内に在住する責任者を用意する必要があります。

この責任者は、商品を作る人でも、販売を代行してくれる人でもありません。

要するに、「EU内に窓口を用意しろよ!」ってことです。

イメージはとしてはこちら⇩

GPSRに関係する「出品者」「購入者」「EU責任者」「EU当局」の関係を解説した図解

たとえば、次のような役割があります。

  • EU当局への対応
  • 商品に関する安全情報を確認できる窓口
  • 必要に応じて是正や回収対応につながる連絡先

EUへ販売するなら「何かあったときに連絡が取れる相手」をEU域内に用意しておく必要がある、ということですね。

そしてEtsyでは、この責任者を登録するための入力欄(住所、氏名、連絡先等)も用意されています。

ただ、私は当初

「お金を払ったらEtsyが用意してくれるのかなぁ?」

と考えていましたが、大間違いでした。

自分で責任者を用意して、その情報をEtsyに登録しなくてはいけません。

つまり、EtsyでEU向けに販売するには、まずEUの責任者をどうするか考える必要があるわけです。

GPSR対応にかかる費用の目安

お金の問題、気になりますよね(笑)

GPSR対応にかかる費用は、依頼する会社やサポート範囲によってかなり差があります。

実際、私が見積もりを取った3社でも金額が6万円台から数十万円までと大きく違いました。

たとえば、

  • 年額固定で対応してくれる会社
  • 商品カテゴリーごとに費用がかかる会社
  • EU当局への対応が別料金になっている会社

など、かかる費用は会社によって異なります。

そもそも取り扱う商品によっては、「対応できません」と断られることもあるみたいです。

なので、

とむ

Webでの打ち合わせは、早い段階で入れておきましょう

確認しておきたいポイントは、主にこのあたりですね。

  • 費用にどこまでの対応が含まれているか
  • EU当局への対応は別料金かどうか
  • 新商品を追加したときに追加費用がかかるか
  • 文書やラベル作成のサポートがあるか
  • 料金体系(月払い、年払い、一回限り等)

同じGPSR対応といっても、会社によって対応範囲はかなり違います。

丸投げすると費用が大きくなりやすいため、まずは「自分でやること」と「依頼すること」を整理しておきましょう。

そのうえで、「何をどこまでやってくれるのか」を確認することが大切です。

GPSRに対応しないとどうなる?

ここも気になるところですよね。

もしGPSRに対応せずにEU向け販売を続けた場合、EU向けに出品できなくなる可能性もゼロではありません。

他社プラットフォームのeBayやAmazonでも、EU責任者に関する対応が求められています。

また、Etsyの商品編集画面では

  • GPSR製造者および製品安全性に関する情報
  • 一緒に働くパートナー/経済事業者

といった入力欄が用意されており、EU向けに販売するのであればこのあたりの対応は必須です。

GPSRは単なるEtsy独自ルールではなく、「EUで販売するための法律」だと認識しておきましょう。

もちろん、すべてを一気に完璧に理解する必要はありません。

もし、

「ちょっと難しそうだな…」

「今はまだ対応できる自信がない…」

と感じた場合は、いったんEU向け販売を停止するのもひとつの選択肢です。

無理に進めるより、自分の状況に合わせて判断していきましょう。

Etsyセラーの選択肢は2つ

長々と解説してきましたが、Etsyセラーの選択肢は次の2つです。

Etsyの設定でEUを除外する

まだ対応が難しいと感じる場合は、無理にEU向けの販売を続ける必要はありません。

まずはEUを販売対象から外して、

とむ

他の国への販売に集中するのもひとつの方法です。

特に、今すぐ代理人契約や追加コストをかけるのが難しい場合は、いったん販売を止めて様子を見る判断も十分ありだと思います。

販売を停止する方法について詳しくは、こちらの記事を参考にしてください。

GPSRに対応してEUへ販売する

一方で、EU市場を今後も狙っていきたいのであれば、GPSRに対応して販売を続ける道もあります。

責任者の用意や商品情報の整備など、やることは増えますが、対応できればEU向けの販売を継続できます。

正直、参入障壁は高めです。

でもそのぶん、日本人ライバルが少ないのは大きな魅力ですね。

私の実体験をまとめた記事こちら

まとめ

GPSRは、EUで商品を販売するために押さえておきたい基本ルールです。

特にEtsyでEU向け販売を続ける場合は、EU責任者の用意必要な情報の登録など、事前に確認しておくべきことがいくつかあります。

最初はややこしく感じるかもしれませんが、ポイントを整理すると、今の自分がどう動くべきかは見えてきます。

まずはEU向け販売を停止するのか、それともGPSRに対応して販売を続けるのか、自分に合った選択を考えてみましょう。

大切なのは、よく分からないまま進めるのではなく、基本を理解したうえで判断することです。

以上、最後までお付き合いありがとうございました。

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