2025年、トランプ前大統領による「関税強化」の方針が注目を集めています。
「ニュースではやってるのは知ってたけど、私には関係ないかな」――そんなふうに、どこか他人事のように感じていた方も多いのではないでしょうか。
正直、私も最初は「自分には関係ない」と思っていました(笑)
ところがこの動きは、大手企業にとどまらず、ハンドメイド作品を海外に販売している個人作家や小規模な事業者にとっても、無視できない問題だったんです。
特にポイントとなるのが、アメリカの「デミニミス制度(800ドル以下の免税枠)」の見直し。
って言われても、いまいちピンとこないですよね。
まぁ要するに、
これまで関税がかからなかった低価格帯の荷物にも、課税が発生する可能性が出てきたということ。
本記事では、トランプ関税の動向や背景を整理しつつ、ハンドメイド作家としてどのような影響を受けるのか、そしてどんな対策を講じるべきかを、できるだけわかりやすく解説していきます。
ここで、注意点が2つ。
- 私は法律の専門家ではありません。細かな制度や具体的な税率などについては、必ずご自身でも公式情報をご確認ください。
- また、今回の内容は2025年8月時点の情報をもとにAIに相談しながら執筆しています。関税制度は変更される可能性もあるため、最新情報のチェックもお忘れなく。
すでに海外発送を行っている方はもちろん、これから始めようと考えている方にとっても、今後の販売戦略に関わる大切な話です。
ぜひ最後までお付き合いください。
追記:Etsyからの情報提供【2025年8月20日】
Etsyで発信された内容です。
Recommended approach for shipping to the US: Use a Delivered Duty Paid Shipping Option
We strongly suggest you seek out a carrier that lets you pre-pay tariffs, duties, taxes, and other import fees at the time you purchase your shipping labels. This is known as Delivered Duty Paid, or DDP. By using DDP shipping options you can calculate and present tariff-inclusive prices on Etsy, which will help alleviate confusion and create a more straightforward and seamless shopping experience. This also eliminates the risk of your buyer refusing to pay a tariff after their item has already made the journey to its destination.
We’ve compiled a list of carriers that provide DDP options, which includes providers such as UPS and FedEx. We also expect postal carriers and other providers to roll out DDP options in the coming months, so we recommend checking with your carrier of choice for the latest updates.
引用元:セラーハンドブック「進化する世界関税政策への対応」より
米国への発送に推奨される方法:配送料込みの配送オプションを使用する
配送ラベルをご購入の際に、関税、税金、その他の輸入料金を前払いできる配送業者をお選びいただくことを強くお勧めします。これはDelivered Duty Paid(DDP)と呼ばれます。DDP配送オプションをご利用いただくと、Etsy上で関税込みの価格を計算し提示できるため、混乱が軽減され、よりシンプルでスムーズなショッピング体験が実現します。また、商品が目的地に到着した後にお客さまが関税の支払いを拒否するリスクも排除できます。
DDPオプションを提供している配送業者のリストを作成しました。UPSやFedExなどの業者が含まれます。また、郵便事業者やその他の配送業者も今後数か月以内にDDPオプションを導入する予定ですので、ご利用の配送業者に最新情報をご確認いただくことをお勧めします。
Etsyの公式(セラーハンドブック)が「アメリカ向けはDDP推奨」とまで明言しているので、今後はこれがデフォルトになりそうですね。
ただ、 国際郵便と比べると他社(FedEx/UPS/DHL)は高額なんで…。
なので、比較検討は必須ですよ!
そもそも「トランプ関税」って何?
トランプ大統領が始めた「トランプ関税」は、かんたんに言うと外国からアメリカに入ってくる荷物に追加でお金(税金)をかけるルールのことです。
これまでは、800ドル(日本円でおよそ12万円)以下の荷物は「デミニミス制度」という仕組みで関税が免除されていました。
ハンドメイド作品の多くは、この制度のおかげで関税がかからずにアメリカへ届けられていたんです。
ところが2025年8月29日からは、この免除がなくなり、安い荷物でも関税がかかる可能性が出てきます。
つまり、ハンドメイド作品をアメリカに送るときも、商品価格+送料に加えて関税がかかるかもしれないということ。
トランプ関税がハンドメイド作家へ与える影響とは
制度の変更が与える影響について、一緒に見ていきましょう。
1. お客様の負担が増える(売上減の可能性)
関税は基本的に「受け取る側(購入者)」が払う仕組みです。
つまり、アメリカのお客様は「商品価格+送料+関税」を支払うことになります。
これまでよりも合計金額が高くなるため、「買うのをやめようかな…」と感じる人が増えるのも当然の流れですよね。
2. クレームやトラブルが増える
「こんなに高くなると思わなかった」「関税がかかるなんて聞いてない」といったクレームが発生するかもしれません。
特に初めて海外通販を利用するお客様は、関税の仕組みを知らないことも多く、説明不足が原因で低評価レビューを受けるリスクがあります。
3. 販売戦略の見直し
今後は、
アメリカ以外の国に販路を広げる、販売価格を調整する、関税の説明を商品ページに追加するなど、柔軟な対応が求められるでしょう。
小さな工夫でも、販売の継続性に大きな差が出る可能性があります。
アメリカでどれくらい課税されるの?
「結局いくら取られるの?」と不安に思っている方も多いと思います。
ここでは、日本からアメリカに送る場合の関税の目安をまとめました。
日本からアメリカに送る場合の関税の考え方
- 以前(〜2025年8月28日まで)
800ドル以下の荷物は「デミニミス制度」で免税 → 小物・ハンドメイド作品は関税ゼロで入国できていました。 - 変更後(2025年8月29日〜)
800ドル以下でも関税対象に。
つまり、日本からアメリカに送るハンドメイド品も「すべて関税チェックの対象」になります。 - 関税率は一律ではない
「日本からだから15%」という固定ではなく、あくまで HSコード(品目分類)ごとに決まる仕組み。
ハンドメイド作品の場合は、素材や形状によって違ってきます。
ハンドメイド作品の関税(現行制度の目安)
現行制度の目安はこんな感じ⇩
商品ジャンル | 関税率の目安(現行の制度) |
---|---|
布製ポーチ・巾着 | 約8〜16% |
金属製アクセサリー | 約5〜20% |
革小物(財布・ブレスレットなど) | 約10〜15% |
木製品 | 約3〜10% |
※あくまで参考値で、実際には「商品の分類の仕方」で変わります。
最終的に何%くらい課税されるの?
結論:よくわからん(笑)
ぶっちゃけ、ネットを駆使して調べてもサイトによって言っていることがバラバラで、私もはっきりとは掴みきれませんでした。
なので、
日本からアメリカにハンドメイド作品を送る場合は「10〜20%くらい課税されるかも」と想定しておくのが現実的だと思います。
実際の金額は商品ごと・素材ごとに異なるので、最終的にはHSコードで確認するのが一番確実です。(※HSコードは税関や郵便局の公式ページで調べられます)
詳しい関税率は、アメリカの公式データベースで商品の「HSコード」を入力すれば、正確な税率が確認できます。
※ただ、残念ながら2025年8月16日時点では現行の関税率しか表示されず、8月29日以降の新制度はまだ反映されていませんでした。
ショップ運営者ができること
関税について事前に説明していないと、購入者が「知らなかった!」と不満を感じる原因になります。
特にEtsyでは、レビューで低評価をつけられてしまうかもしれません。
ショップの信頼性やリピート購入にも影響するため、関税に関する一文は明記しておいた方が良いでしょう。
ショップの「お知らせ」「商品説明」に記載
まずはショップ全体のお知らせ欄と、各商品の説明欄に 「関税は購入者負担」 であることを明記しておきましょう。
お知らせは全体への告知用、商品説明は購入直前に確認してもらう用、と役割が違うので両方に書いておくと安心です。
- ショップのお知らせ
「2025年8月29日以降、アメリカ宛の発送には関税がかかる場合があります。関税・税金は購入者様のご負担となりますので、あらかじめご了承ください。」 - 商品説明
「ご購入の商品は日本から発送いたします。アメリカ宛の場合、関税や税金が発生する可能性があり、その場合の費用は購入者様のご負担となります。」
*ショップの「お知らせ」へ記載する方法



購入時のお礼のメッセージの最後に記載
購入後に送る「お礼メッセージ」の末尾にも、一文を添えておきましょう。
感謝の言葉をメインにして、最後に軽く触れる形が自然です。
「このたびはご注文いただき、誠にありがとうございます!心を込めて準備し、発送させていただきます。
なお、アメリカ宛の発送については関税がかかる場合があり、その際の費用は購入者様のご負担となります。あらかじめご了承ください。」
これで 「事前(お知らせ・商品説明)」+「事後(お礼メッセージ)」 の2段階で伝えられるので、お客様とのトラブル防止に役立ちます。
まとめ:トランプ関税がハンドメイド作品へ与える影響
2025年8月29日からスタートする「トランプ関税」は、ハンドメイド作家にとっても無視できない大きな制度改革です。
これまで免税だった800ドル以下の商品にも関税がかかる可能性があり、結果として 「お客様の負担増」や「クレームの発生」 につながるリスクがあることは否めません。
ただし、
事前にショップのお知らせや商品説明に「関税は購入者負担」と記載しておいたり、購入後のメッセージで丁寧に伝えることで、多くのトラブルは防ぐことができます。
そして、正確な関税率を知るには HSコードでの確認 が必須です。
現状では「10〜20%程度」と想定しておくのが現実的ですが、素材や商品によって異なるため、最新の公式情報も定期的にチェックしましょう。
海外販売を続けるうえで、関税への理解とちょっとした工夫は大切な信頼の積み重ねにつながります。
ぜひ今回の記事を参考に、安心して販売活動を続けていってください。
また、Etsy運営の基本的な「SEO」については、こちらの記事で詳しく解説してあります。

以上、最後までお付き合いありがとうございました。
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