Etsy初心者のためのSEO入門｜検索に強くなる基本ルールとは？

「SEOって一体何⁉︎」

Etsyを始めてしばらくすると、こんな言葉を見かけるようになりますよね？

「なんだか難しそうだなぁ…」

「自分にはまだ関係ないかも」

と華麗にスルーしてたそこのあなた！

実は、このSEO（検索エンジン最適化）こそが、あなたの商品をお客さんに「見つけてもらう」ための超重要なカギになるんです。

Etsyでは、商品の数がどんどん増えている今、「検索に強いかどうか」が売れるかどうかを左右すると言っても過言ではありません。

本記事では、Etsy初心者でも理解できるように、SEOの意味や仕組み、検索に強くなるための基本ルールをわかりやすく解説していきます。

「売れない…」と感じている方ほど、ぜひ読んでみてください！

そもそもSEOってなに？

SEOとは「検索エンジン最適化」のこと

SEOとは「Search Engine Optimization（検索エンジン最適化）」の略です。

めちゃくちゃ簡単に言うと、「GoogleやEtsyなどの検索結果で、より上位に表示されるように工夫すること」です。

たとえば、あなたが「赤い和柄のブレスレット」を販売しているとして、誰かが「red kimono bracelet」と検索したときに、検索結果の上の方にあなたの商品が出てくるかどうかは、SEOにかかっています。

つまりSEOとは、「お客さんに見つけてもらうための仕組みづくり」なんです。

Etsyにも「検索順位」がある

「SEO＝Google対策」と思われがちですが、Etsyにも独自の検索エンジンがあります。

ユーザーがEtsy内でキーワード検索をすると、そのキーワードに関連する商品がズラッと並びますよね？

この並び順がまさに「Etsy内の検索順位」です。

そしてEtsyは、

検索キーワードに対して「どの商品が関連性が高く、売れる可能性があるか？」を独自のアルゴリズム（計算手順）で判断しています。

つまり、Etsy内検索で上位に表示されるためには、Etsyの検索エンジンに最適化する＝SEO対策が欠かせないということです。

Etsy内SEOと外部SEOの違い

SEOには大きく分けて2つの種類があります。

Etsyショップの運営では、基本的に「Etsy内SEO」を重視します。

なぜなら、商品を探しているユーザーの多くはEtsy内で検索しているからです。

例えば、以下のような違いがあります：

比較項目	Etsy内SEO	外部SEO（Googleなど）
対象検索エンジン	Etsyの検索バー	Google・Bingなど
対策場所	商品タイトル・タグ・説明文など	自サイトの記事・HTMLなど
効果	Etsy内で見つけられやすくなる	ブログやSNS経由の流入が増える

もちろん、Googleなど外部からのアクセスがあるに越したことはありません。

ただ、初心者のうちは「Etsy内で見つけてもらうこと」に注力するのが最優先です。

このように、SEOと一口にいっても、EtsyにはEtsyに特化したSEO対策が必要になってきます。

なぜEtsyにSEOが必要なの？

SEOを知らないと商品が「見つけてもらえない」

どれだけ素敵な商品を作っても、見つけてもらえなければ売れません。

Etsyには数千万点以上の商品が並んでいて、競合も日々増えています。

そんな中で、

SEOを意識していない商品は、検索結果の下の方に埋もれてしまう可能性が非常に高いのです。

「出品したのにアクセスがほとんど来ない…」という場合、それは単に「需要がない」のではなく、見つけてもらえていないだけかもしれません。

おすすめ表示や検索結果の上位に出る仕組み

Etsyでは、ユーザーが入力したタグやキーワードと商品の関連性やパフォーマンス（売上・クリック率・レビューなど）に基づいて、検索結果や「おすすめ欄」に表示される順番が決まります。

この仕組みにしっかり対応すると

といった効果が期待できます。

つまり、SEOを意識して商品ページを最適化することが、より多くのお客さんに見てもらい、販売チャンスを広げる近道なのです。

アクセス数＝売上につながるチャンス

Etsyで売上を上げるには、まず商品ページへのアクセス（＝閲覧数）を増やすことが求められます。

そのアクセスを集めるための手段こそが、SEO対策です。

商品を見てもらえる回数（＝インプレッション）が増えれば、その中から「お気に入り」や「購入」につながる確率も自然と高くなります。

ただし、SEOはすぐに売上を伸ばす魔法のテクニックではありません。

どちらかといえば、中長期的に“見つけてもらえる土台”を整えていく取り組みだと考えてください。

実際、

SEOの効果が表れ始めるまでには、3ヶ月〜半年ほどかかると言われています。

焦らず、コツコツと改善を積み重ねていくことが、Etsyで売上を伸ばすための確実な道です。

EtsyのSEOで押さえるべき5つのポイント

Etsyで「見つけてもらえる商品ページ」にするには、検索エンジンに評価される要素を意識する必要があります。

ここでは、初心者でもすぐに実践できる基本の5ポイントを紹介していきますね。

① フォーカスキーワードを決めること

まず大切なのは、「この商品を一言で表すとしたら何か？」というフォーカスキーワードを決めておくことです。

まぁ、商品の名札のようなものですね。

これは、

Etsyの検索結果で上位に表示されるための土台となるキーワードであり、タイトル・タグ・商品説明など、すべてのSEOの軸になります。

Etsy内で、その名札が検索エンジンに伝わり、お客さんに見つけてもらう手がかりになるわけです。

なので、商品ページを作り始める前に、まずこのフォーカスキーワードを決めておくことを意識してみてください。

② タグは13個すべて使って検索範囲を広げる

Etsyでは、タグを最大13個まで設定できます。

このタグは、検索結果に表示されるかどうかに直結する、非常に重要な項目です。

できるだけ多くの検索キーワードに引っかかるように、以下のようなタグをバランスよく組み合わせることがポイント。

タグを13個すべてしっかり使い切ることを意識しましょう。

③ 商品説明文にキーワードを自然に入れる

商品説明文は、Etsyの検索アルゴリズムにとっても重要な参考情報になります。

特に、冒頭の200文字以内にキーワードを自然に含めることが効果的ですよ。

ただし、キーワードを詰め込みすぎると読みにくくなったり、逆に評価を落とす可能性もあるので注意しましょう。

あくまでも「購入者にとってわかりやすい文章」であることが最優先。

SEOのためだけではなく、読んだ人が「買いたい」と思える説明文を意識することが大切です。

④ 写真はサイズと枚数に要注意

掲載する写真については、EtsyのSEOにも影響すると公式に明言されています。

実際、Etsyの検索順位は「商品タイトルやタグ」だけでなく、写真の質や掲載方法によっても左右される仕組みですね。

商品情報の写真は、幅と高さが少なくとも 2000 ピクセル以上であることを推奨しています。商品情報の最初の写真は、検索での表示順位が低くなることを避けるため、幅と高さが少なくとも 635 ピクセル以上なくてはいけません。

引用元：Etsy公式

このように、サイズが小さい写真はSEO評価を下げる原因になる可能性があります。

また、写真の枚数も要注意です。

写真の質を高めることは、購入者の不安を減らすだけでなく、Etsy内のSEO強化にも直結しますからね。

⑤ 短い動画で商品の魅力を伝える

Etsyでは、商品に動画を追加することもSEO評価に良い影響を与えると言われています。

とはいえ、「動画かぁ…」と構える必要はありません。

スマホで撮影した15秒以内のシンプルな動画で十分なんです。

とくに、ハンドメイドなどの一点モノ商品では、動画の力が絶大です。

手仕事の繊細さや質感、サイズ感など、写真だけでは伝えきれない魅力を動画が補ってくれますからね。

「動いているからこそ伝わる」商品の雰囲気や魅力を、動画で感じてもらいましょう！

まとめ｜SEOを知るだけでEtsyはもっと売れる！

Etsyで「商品が売れない…」

そんな風に悩んでいる方の多くは、そもそも「見つけてもらえていない」だけかもしれません。

その「見つけてもらえる確率」をグッと高めてくれるのが、今回紹介したSEO対策です。

今回ご紹介した内容を、もう一度おさらいしておきましょう。

どれも今日から実践できることばかりですよね。

SEOの知識があるかどうかで、商品ページの「届き方」はガラッと変わります。

最初は難しそうに感じるかもしれませんが、焦らずひとつずつ丁寧に取り組んでいきましょう。

「いい商品なのに売れない」と感じているなら、ぜひ今回のポイントを活かして、EtsyのSEOにチャレンジしてみてください！

以上、最後までお付き合いありがとうございました。