今回は
初心者さん値上げして売れなくなったら、どうしよう…。
そんな悩みを解決していきます。
- 値上げが怖くて踏み切れない人
- ハンドメイドでもっと稼ぎたい人
- 競合との価格競争に疲れてきたあなた


ハンドメイドで値上げができない原因は、勇気や性格の問題ではありません。
売れなくなるのが怖くて値段を上げられない作家さんの多くは、そもそも「売り方の設計」を知らないだけです。
結論から言うと、正しい仕組みを作れば、無理に値上げしなくても利益は出せます。
その考え方のカギになるのが、「フロントエンド商品」と「バックエンド商品」の2つの使い分け。
逆に言えば、この考え方を知るだけで、無理な値上げでファンを失う恐怖から解放されます。
実際、ウチの奥さんもこの仕組みを理解したことで、安売り地獄で忙殺される状態から抜け出せました。
「フロントエンド?、バックエンド?」
と不安に感じている方でも大丈夫です。
できるだけ噛み砕いて、超わかりやすく解説していきます。
ぜひ最後までご覧ください。
「フロントエンド」と「バックエンド」について
まずは、この記事の核になる考え方からです。
値上げが怖い作家さんほど、ここを知るだけで一気に楽になります。
フロントエンド商品とは
フロントエンド商品とは、かんたんに言うと「初めてのお客さんに買ってもらう入口の商品」のことです。
目的は、



利益を最大化することではありません。
まずは一度買ってもらい、「この作家さん、安心できそう」「また買いたいな」と思ってもらうことがゴールになります。
たとえばマクドナルドで言えば、「ハンバーガー」がフロントエンド商品に当たります。
ハンバーガー単体で大きな利益を出すというより、来店のきっかけを作る役割なんですよね。
ここで大切なのは、「この商品だけで利益を出そう」としないこと。
入口商品に利益を乗せすぎると、そもそも手に取られませんから(笑)
フロントエンド商品は、少し利益が出ればOKぐらいで考えるようにしましょう。
まずは買ってもらう。
話はそれからです。
バックエンド商品とは
バックエンド商品とは、フロントエンド商品をきっかけに、あなたの作品を気に入った人が次に選ぶ本命商品のことです。
先ほどのマクドナルドの例で言えば、
- ポテトを追加したり
- セットメニューを頼んだり
- 期間限定バーガーを選んだり
しますよね。
この部分がバックエンド商品にあたります。
ハンバーガー単体では利益が薄くても、組み合わせや上位メニューでしっかり利益を確保しているわけです。
ハンドメイドでも、基本的な考え方は変わりません。
たとえば、
- オーダー品
- セット商品
- 限定品
- こだわりの素材を使った上位ライン
など、あなたの世界観に惚れた人向けの商品をここに置きます。
バックエンド商品は、価格が高くても「欲しい人」が買いますからね。
だからこそ、ここで利益を作れるようになると、入口商品を無理に値上げする必要がなくなります。
フロントエンドで出会い、バックエンドで利益を得る。
この流れができると、



安売り地獄から一気に抜け出しやすくなるはずです。
「松・竹・梅」の3層構造でもOK
フロントとバックの2段階が難しく感じるなら、馴染みのある「松・竹・梅」で考えても問題ありません。
- 梅:まず試してもらう商品(入口)
- 竹:定番の主力商品(よく売れる価格帯)
- 松:ファン向けの上位商品(利益を作る)
この3層があるだけで、「値上げするかどうか」ではなく、選ばれる導線を作れるようになります。
結果的に、値上げの恐怖はかなり薄れますからね。
ハンドメイド販売「値上げの壁」
ここからは、多くの作家さんがぶつかる「値上げの壁」について整理します。
ここを言語化しておくと、自分の状態が分かりやすくなりますよ。
値下げ競争
ハンドメイド販売をしていると、どうしても目に入るのが競合の価格じゃないでしょうか。
「あの人が3,000円なら、私は2,800円にしようかな…」
こんなふうに値下げを続けると、
- 作業量は増える
- 利益は減る
- 時間単価が壊滅する
という地獄に入ります。
しかも値下げって、



一度始めると戻すのが難しいのであまりお勧めしません。
お客さんの頭の中に「この値段」が刷り込まれるからです。
値上げする勇気
値上げが怖いのは当たり前です。
でも、
ここで知っておいてほしいのは、怖い原因は「勇気がないから」じゃないということ。
売り方の設計がないまま単純に値上げをすると、売れなくなったときに理由が分からない。
だから怖い。
逆に言えば、売り方が設計されていれば、値上げは「賭け」ではなくなります。
ファンを失う恐怖
「値上げしたらファンが離れそう」
この不安もよく分かります。
ただ、実際に離れる可能性が高いのは価格だけで選んでいた人です。
本当のファンは、
- 作品の雰囲気
- 作り手の想い
- 丁寧さ
- 使うシーン
こういった価値で選んでいます。
つまり、ファンを失うのが怖いなら、値上げ以前にやるべきことはひとつ。
価値を言語化して伝えることです。
ハンドメイド作家の現実
ここからは、実際に多くの作家さんがぶつかる「現実」を見ていきます。
耳が痛いかもしれませんが、ぜひ一度、自分自身と向き合いながら読んでみてください。
「5,000円」の壁
ハンドメイド販売では、なぜか「5,000円」を超えるあたりで手が止まる人が多いです。
- 高いと思われそう
- 売れなくなりそう
- 自分にはまだ早い
こう感じやすい価格帯なんですね。
実際ウチの奥さんも最初は



ハンドメイドで「5,000円」かぁ…
と、自分で自分に「ガラスの天井」作ってる状態でした(笑)
でも、ここで覚えておいてほしいことがあります。
この壁の正体は、「値段そのもの」ではありません。
本当の壁は、その価格にする理由を説明できないことなんです。
なぜ5,000円なのか。
なぜこの価格でも価値があるのか。
それを自分の言葉で説明できないから、不安になるんですよね。
これが、多くのハンドメイド作家さんが止まってしまう本質です。
商品に付加価値をつける
付加価値というと難しく聞こえるかもしれません。
でも、



実際にやることはとてもシンプルです。
- なぜこの素材を使ったのか
- どこにこだわったのか
- どんな人におすすめか
- どんなシーンで使えるか
- ギフトとしてどう喜ばれるか
これを、写真と文章で伝えるだけ。
同じ商品でも、付加価値の伝え方で大きく変わります。
そして、
付加価値を伝えられるようになると、松・竹・梅の「松」が成立して、利益が作れるようになるでしょう。
結果、安売り地獄から抜け出しやすくなるんです。
まとめ:ハンドメイド作家の値上げ問題
ハンドメイドの値上げが怖いのは、あなたのスキルが未熟だからではありません。
多くの場合、原因は売り方の設計がないことです。
フロントエンド商品とバックエンド商品を分けて考える。
もしくは「松・竹・梅」の3層構造で考える。
この仕組みを作るだけで、
- 無理に値上げしなくても利益が出る
- 値上げでファンを失う不安が減る
- 値下げ競争から距離を取れる
ようになります。
安売り地獄から抜け出す第一歩は、「値段を上げること」ではなく、「売り方を設計する」こと。
まずは、あなたの商品を「松・竹・梅」に分けてみるところから始めてみましょう。
また、こちらの記事では「価格設定のコツ」についてまとめてあります。
ぜひ参考にしてください。


以上、最後までお付き合いありがとうございました。








