- 「Etsy」で安全に買い物・取引をするためのポイント
- 販売者目線で見た「Etsy」の安全性と危険性
- 海外サイトを利用する際に知っておきたい注意点

海外サイト「Etsy」に興味はあるけれど、
「日本語の翻訳がちょっとおかしい…」
「本当に使って大丈夫なの?」
と不安になっていませんか?
実際に検索してみると、「Etsy 危険性」「Etsy 詐欺」など、少し怖い言葉も目に入りますよね。
海外サイトというだけで、トラブルやお金の心配をしてしまうのは当然です。
私自身も、Etsyを始める前は
- 「個人情報は大丈夫かなぁ…」
- 「ちゃんと売上は振り込まれる?」
と、かなり警戒していました。
そこでこの記事では、
実際にEtsyで販売している立場から、メリットだけでなく「危険性」や「注意点」も含めて、忖度なしで正直にお話しします。
Etsyが本当に危険なのか、それとも正しく使えば安全なサービスなのか。
この記事を読めば、自分に合っているかどうかを冷静に判断できるはずです。
ぜひ最後までご覧ください!
Etsyは本当に危険?まず結論から
結論からお伝えすると、Etsyは「危険な面もあるが、正しく使えば安全なサービス」です。
「Etsy 危険性」と検索すると、
とむ不安になる情報が目につきますよね…。
日本のECサイトと比べると、言語や文化、取引の考え方に違いがあるため、初めて利用する人ほど「怖い」「怪しい」と感じやすいのも無理はありません。
ただし、Etsy自体は世界中で利用されているマーケットプレイスで、決済システムや個人情報の管理など、基本的な仕組みはしっかり整えられています。
実際に私も、「本当に安全なのか?」と疑いながらスタートしました。
でも、ルールを理解し、詐欺メールや怪しい取引を避けることを意識することで、これまで大きなトラブルに遭うことなく利用できています。
大切なのは、
「危険かどうか」だけで判断するのではなく、どんなリスクがあり、どう対策すればいいのかを知ることです。
このあと、なぜ「Etsy 危険性」と検索されるのか、そして販売者として実際に感じた危険性について、順番に詳しく解説していきます。
なぜ「Etsy 危険性」と検索されるのか?
日本語翻訳が不自然で不安になる
まず大きいのが、日本語の不自然な翻訳による不安です。
Etsyはアメリカのサービスなので、基本は英語ベースで作られています。
そこに自動翻訳がかかっている関係で、
- 日本語としてはちょっと変な表現
- 敬語がおかしい
- 説明文が機械っぽい
と感じる場面がどうしても出てきます。
普段、日本のサイトに慣れていると、こうした「ちょっとした違和感」でも気になりますよね…。



え、このサイト大丈夫⁉︎怪しくない…?
と不安になる気持ちもわかります。
ただし、日本語が不自然=危険なサイトというわけではありません。
これはあくまで「翻訳の問題」であり、Etsy自体の仕組みや決済システム、個人情報の管理体制とは別の話です。
日本語の違和感だけで判断してしまうと、必要以上に不安を感じてしまう可能性がある、という点は覚えておきましょう。
海外サイト=詐欺のイメージがある
次に、そもそも多くの人の中にある、「海外サイト=ちょっと怖い」「詐欺が多そう」というイメージです。
正直に言うと、



過去の私もまさにこの状態でした(笑)
- クレジットカード情報を抜かれそう
- 個人情報を悪用されそう
- ちゃんと商品が届くかわからない
こういった不安は、ニュースなどで報じられる「海外サイトを使った詐欺トラブル」の印象が、無意識のうちに残っていることも大きいと思います。
また、Etsyは世界中のハンドメイド作家や小規模ショップが利用しているマーケットプレイスですが、日本ではまだAmazonや楽天ほどメジャーではありません。
そのため、「聞き慣れない海外サイト」+「自動翻訳でちょっと変な日本語」という組み合わせで、どうしても「危なそう」「怪しそう」という印象を持たれやすいのだと思います。
トラブル体験談が目につきやすい
さらに不安を強めているのが、ネット上の「トラブル体験談」だけが目立ちやすいことです。
- 商品が届かなかった
- 偽物が送られてきた
- 返金対応で揉めた
こういった体験談は、どうしてもSNSや口コミサイトで拡散されやすくなります。
一方で、「普通に買って普通に届いた」、「特に問題なく使えている」という何も起きなかった人たちは、わざわざ発信しませんからね。
その結果、
検索すると「危険」「詐欺」「最悪だった」といったネガティブな情報ばかりが目につき、Etsyってやっぱり危ないサイトなのかな…と感じてしまう人も多いのではないでしょうか。
もちろん、中には本当にひどい業者やトラブルもあります。
ただ、それがEtsy全体の評価=「危険なサイト」と受け取られてしまっている側面があるのも事実です。
販売者が感じたEtsyの「危険性」
実際にEtsyで販売していると、「海外サイトだから仕方ない」と割り切れる部分もあれば、事前に知っておかないと危ないと感じる点もいくつかあります。
ここでは、私自身が販売者として感じたEtsyのリアルな「危険性」を正直にお話ししますね。
客を装った詐欺メールが多発
販売者としてEtsyを使っていると、購入者やスタッフを装った詐欺メッセージが届くことがあります。
たとえば、
- 「あなたの商品を購入したい」と言いながら外部サイトへ誘導してくる
- 「アカウント情報を確認してください」とURLを送ってくる
- Etsyとは関係のないサイトで個人情報の入力を求めてくる
一見すると普通の購入希望のように見えるため、Etsyに慣れていないうちは戸惑いやすいポイントです。
ただし、Etsyの正式な取引や支払いは、すべてEtsyのシステム内で完結します。
メッセージだけで外部リンクへ誘導してきたり、個人情報を求めてくるものは、ほぼ間違いなく詐欺だと考えて問題ありません。
なお、Etsyの詐欺メッセージの具体例や見分け方については、こちらの記事で詳しく解説しています。
偽物を出品する悪質業者
Etsyは本来、ハンドメイド作品やヴィンテージ品を扱うマーケットプレイスですが、中には偽物や量産品を出品する悪質な業者も存在します。
特に、
- 有名ブランド風の商品
- 明らかに安すぎる価格設定
- 写真や説明文がどこか不自然なショップ
には注意が必要です。
こうした業者は、ハンドメイドを装いながら、実際には量産品やコピー商品を販売しているケースがあります。
最近は、



AIを使った画像を使う悪質業者も増えてますね。
もちろん、Etsy側も規約違反には対応していますが、すべてを完全に防げているわけではありません。
購入者として利用する場合は、ショップのレビューや販売実績を確認し、「怪しい」と感じたら無理に利用しないことが大切です。
関税・配送トラブル
海外取引ならではのリスクとして、関税や配送に関するトラブルも挙げられます。
たとえば、
- 関税が発生して購入者が受け取りを拒否する
- 配送に時間がかかり、不安に思われる
- 国や地域によって配送ルールが異なる
といったケースです。
日本国内の取引に慣れていると、「届くまでに時間がかかる」「追加料金が発生する」という点に戸惑うこともあるかもしれません。
販売者・購入者のどちらの立場でも、海外との取引には一定のリスクがある、という前提を持っておく必要があります。
安全性に関するEtsyの取り組み
ここまで「販売者から見た危険性」を紹介してきましたが、Etsy側も何も対策していないわけではありません。
むしろ、安全に利用できるようにさまざまな仕組みやルールが整えられています。
ここでは、利用者が知っておくべきEtsyの安全対策について解説します。
個人情報の管理について
まず知っておきたいのが、Etsyの決済システムは非常に安全性が高いという点です。
Etsyの公式サイトにも、以下のように明記されています。
Etsy での安全なお支払い
Etsy へ送られたすべてのクレジットカード情報は、トランスポート・レイヤー・セキュリティ(TLS)技術を利用して暗号化され、Etsy のクレジットカードプロセッサによりトークン化されます。Etsy ではクレジットカードの機密情報は一切保持せず、プロセッサにより返ってきたトークンだけを保持します。
Etsy に送信されたその他の支払いや個人情報は、送信時および Etsy での受信後の両方において、適切な業界標準に則って保護しています。 EU、ノルウェー、アイスランド、そしてリヒテンシュタインからなる EEA (European Economic Area、欧州経済領域)圏内にお住まいのお客さまに対しては、 EU 決済サービス指令(EU Payment Services Directive、略称 PSD2)に沿い、注文の際にあなたの支払いを承認するよう求められることがあります。
引用元:Etsy公式サイトより



簡単にいうとこんな感じかな⇩
- カード番号はショップ側に渡らない
- Etsy自体もカード番号を保持しない
- 暗号化された状態で処理される(TLS)
- 保存するときはトークン化(番号を実際の番号に戻せない状態)
購入者はもちろん、販売者から見てもカード情報が漏れる仕組みになっていないのは安心材料ですよね。
また、
Etsyペイメント(決済システム)では、不正取引の監視や本人確認プロセスが導入されており、怪しい動きがあれば自動で検知される仕組みがあります。
海外サイトだからといって「個人情報が丸見えになる」ということはありません。
Etsyペイメントについて詳しくは、下記の記事をご覧ください。
悪質業者の締め出し
Etsyでは、偽物や規約違反の業者を排除するための仕組みも整えられています。
- ブランド品のコピーは禁止
- 大量生産の転売は禁止
- ハンドメイドの定義も細かく設定
- 通報システムで利用者が違反を報告可能
- 違反が確認されればアカウント停止
このように、利用者が安全に取引できるようEtsy側も一定のルールを設けています。
もちろん、すべての悪質業者を完全に排除できているわけではありませんが、少なくとも「放置されている」という状況ではありません。
ただ、正直にいうと



ある程度イタチごっこになっているのも事実です。
利用者がルールを理解し、怪しいショップを見極める力を持てば、トラブルに巻き込まれる確率を大きく下げることはできます。
怪しい取引・メッセージを見分ける方法
Etsyを利用するうえで、最初に身につけたいのが「怪しいメッセージや取引の見分け方」です。
特に注意すべきなのは、以下のようなケース。
- Etsy外のURLに誘導してくる
- Etsyとは無関係のサイトで個人情報の入力を求める
- 明らかに不自然な日本語や機械翻訳の文章
- やたらと急かしてくる(今すぐ確認を! など)
何度も言いますが、Etsyの正式な取引は、すべてEtsyのシステム内で完結します。
少しでも違和感がある場合は、リンクを開かず無視するのが一番安全です。
初心者ほど「丁寧に対応しなきゃ」と思いがちですが、怪しい相手に誠実さは必要ありません。
「不自然なら無視」でOK。
信用できるショップを利用する
購入者としてEtsyを利用する場合、どんなショップから買うかが安全性を大きく左右します。
次のポイントを押さえておくと、トラブルに遭う可能性をぐっと下げることができるでしょう。
- レビュー(星の数・内容)
- スターセラー(Star Seller)のバッジ
- 販売実績の数
- 写真のクオリティが安定しているか
- 説明文が丁寧かどうか
- 価格が極端に安すぎないか
順番に解説していきますね。
✔ レビュー(星の数・内容)
レビューは最重要ポイントですね。
ここだけは、絶対に外せません!
- 星の数だけで判断しない
- 「どんなコメントが付いているか」を確認する
具体的な感想が多いショップは、実際の利用者から信頼されている証拠です。
✔ スターセラー(Star Seller)のバッジ
Etsy独自の評価制度で、以下を満たしたショップに付く称号です。
- 高い評価
- 丁寧で迅速な対応
- 安定した配送
- 購入者満足度の高さ
これが付いているショップは、対応が良く、信頼度が高いと判断できます。
✔ 販売実績の数
取引数が多いショップは、長く活動していることが多く、その分だけクレームやトラブルも少ない傾向があります。
目安としては、
- 数百件以上 → 中堅
- 数千件以上 → ベテラン
と考えてOK。
✔ 写真のクオリティが安定しているか
怪しいショップは、
- 写真が粗い
- どこかから拾ったような画像
- 統一感がない
といった特徴があります。
逆に、明るく、角度や背景に統一感がある写真は誠実なショップの証です。
✔ 説明文が丁寧かどうか
文章量よりも、
- 何が書いてあるか
- 細かい説明があるか
- 誤解を避けるための注意書きがあるか
を確認しましょう。
丁寧な説明ができるショップは、問い合わせ対応も丁寧なことが多いです。
✔ 価格が極端に安すぎないか
他と比べて、値段が異常に安い場合は要注意。
- 偽物
- 大量生産品
- 詐欺目的のページ
である可能性があります。
相場から明らかに外れているようなら、避けたほうがいいでしょう。
まとめ:Etsyの「安全性」と「危険性」について
「Etsy 危険性」と検索すると不安になる情報が目につきますが、Etsyは決済情報が暗号化され、個人情報がショップ側に渡らないなど、安全面の仕組みはしっかり整っています。
一方で、



海外サイトならではの注意点があるのも事実です。
とくに気をつけたいのは、次のような3点。
- 外部リンクへ誘導する詐欺メッセージ
- 偽物・大量生産品を扱うショップ
- 配送や関税に関するトラブル
これらはEtsyに限らず海外マーケットでは珍しくありませんが、基本的な対策を知っておくことでトラブルを避けやすくなります。
最初は不安を感じるかもしれませんが、ポイントさえ押さえればEtsyは十分に使いやすく、世界中の作家の魅力的な作品に出会えるプラットフォームです。
安全に楽しむための知識を持って、Etsyの魅力を存分に味わいましょう。
もし、Etsyでの販売に興味のある方は、ぜひこちらの記事もご覧ください。


以上、最後までお付き合いありがとうございました。







