「禁止商品ポリシーに従わない出品の一部を削除しました」
朝起きたら、Etsyからこんなメールが…。
「アカウント停止?」
「このままショップが消えるの?」
正直、かなり焦りました。
確かにグレーなラインではあったんですが、似たような商品もたくさん出品されていたので「まぁ、大丈夫なんだ」と、どこかで油断していたんだと思います。
でも、その感覚が通用しないのが、越境ECの怖いところですね。
だからこそ今回は、
実際に自分の身に起きた出来事をもとに、何が問題だったのかを整理してみます。
同じようにEtsyで出品している方は、ぜひ参考にしてください。

突然届いたポリシー違反の連絡
Etsy「信頼と安全チーム」から届いたメール
削除の通知は、Etsyの「信頼と安全チーム」から届きました。
内容を要約すると、こんな感じです。
- 出品していた商品の一部が「厳しく規制された商品に関する禁止商品ポリシー」に違反していると判断された
- 審査の結果、該当商品はマーケットプレイスから削除された
- 商品は通報された可能性、もしくは内部システムで検知された可能性がある
- 削除された商品は修正しての再出品は不可
判断基準は、
とむあくまで「Etsyが定めるポリシー」でした。
実際に起きたのは「一部商品の削除」のみだった
メール内容を冷静に確認すると、今回の対応は次のとおりでした。
- ショップへのペナルティ:なし
- アカウント停止:なし
- 対象商品のみ削除
結果だけを見れば、影響は限定的だったと言えます。
ただ、問題の本質は
自分の中では「問題ない」と思っていた商品が、Etsyでは明確にNGと判断されたことです。
「似た商品が他にも出品されているから大丈夫」
「AIとも相談してるから問題ない」
そうした感覚が、そのまま通用しないのが怖いところですね…。
プラットフォーム上で商売をするという現実を、身をもって理解した出来事でした。
みんなが出品しているからOKではない
「他の人も売っている」は判断基準にならない
今回、正直に言うと
「似たような商品がたくさん出品されている」
というのは、心のどこかで安心材料になっていた部分はあります。
でも、今回の件ではっきり分かりました。
Etsyでは



「他の人も出品している=OK」ではありません。
出品されている理由は、単純に
- まだ通報されていない
- 内部システムに引っかかっていない
- たまたまチェック対象になっていない
それだけの可能性もあります。
実際、今回削除された商品についても、似た商品は今も他のショップで出品されている状態です。
それでも、判断された瞬間にアウトになる。
これが、プラットフォーム型マーケットの現実なんだと思います。
判断基準は常にプラットフォーム側にある
もうひとつ痛感したのは、出品者の意図や善意は、ほとんど考慮されないという点です。
- 悪意がない
- ルールを守っているつもり
- AIにも相談して問題なさそうだった
こうした背景があっても、最終的な判断をするのは常にプラットフォーム側なんですよね…。
そしてその判断は、こちらの想定とは関係なく、突然下されることもあります。
この経験を通して、「出品できているか」どうかではなく「いつ判断されても納得できるか」という視点で考える必要があると感じました。
プラットフォームで商売をするという現実
今回の件で一番大きかった学びは、プラットフォーム上で商売をしている以上、「主導権は自分にない」という事実でした。
最終的に、
「OKか」「NGか」を決めるのは、当然ながらプラットフォーム側です。
しかもその判断は、こちらの事情や気持ちとは無関係に、ある日突然下されることもあるということ。
これは冷たい話というより、プラットフォーム型ビジネスの前提条件なんだと思います。
だからこそ、
- 感覚的に「大丈夫そう」
- 今まで問題なかった
- 似た商品が残っている
こうした理由だけで判断するのは、やはりリスクが高いと感じましたね。
最初はドッキっとしましたけど、



良い勉強になりました。
まとめ
今回の経験を通して強く感じたのは、
- 似たような商品が出品されている
- 今まで問題が起きていない
- AIに相談して大丈夫そうだった
こうした要素は、安心材料にはなっても判断基準にはならないというのが現実です。
プラットフォームで商売をする以上、最終的な「OK / NG」を決めるのは常に運営側だと再認識しました。
もし今、「これ出して大丈夫かな…?」と迷っている商品があるなら、一度立ち止まってEtsyの「販売禁止商品ポリシー」を確認してみてください。
それだけで、今日の私と同じような焦りを、きっと避けられるはずです。
また、公式の記事では、EtsyのTrust&Safety(取引支援)チームが「ポリシー実施にまつわる3つの誤解を解く」というテーマで解説しています。
公式の考え方を知るうえで、とても参考になる内容なので、あわせて読んでみましょう。
以上、最後まで読んでいただきありがとうございました。








