「Etsyで海外進出したい‼︎」
って感じで意気込んでますよね。
でも、実際に海外向けに販売しようとすると、気になるのは「手数料」じゃないですか?
「実際に、いくらぐらい引かれるの?」
「本当に売上が残るの?」
と不安に感じる方も多いはず。
現実問題として、Etsyは手数料の体系がちょっと複雑なんですよね…(泣)
なので、
この記事では2025年最新のEtsy手数料の仕組みを、初心者向けに超わかりやすく解説していきます。
具体的な手数料の種類から、実際にどれくらい引かれるのかのシミュレーション、さらには「Etsyの手数料は高いのか?」という疑問まで、一つひとつ解決していきましょう!
海外販売を目指すハンドメイド作家さんが、安心してEtsyを始められますように。
ぜひ最後までご覧ください!
Etsyでかかる手数料について
先ほども少し触れましたが、Etsyの手数料は少しややこしい部分もあるので、2段階に分けてゆっくり解説していきますね。
まず、大枠としては以下のように分かれます。

- ショップ開設時にかかるお金(初期費用)→1つ
- 商品が売れるたびにかかるお金(基本手数料)→4つ
- 【補足】配送料も別途必要(手数料ではないが重要)
…と、こんな感じです。
大丈夫そうですか?ついて来れてますか?(笑)
それでは、ひとつずつ見ていきましょう。
1.ショップ設立手数料

ショップ設立手数料とは、Etsyでショップを開設する際に必要となる初期費用のことです。
2025年現在、この設立手数料は19ドル。
Etsy側に支払うことで、本格的にショップをスタートできる状態になります。
なお、この費用は一度きりの支払いで、月額ではありません。
ちょっと痛い出費に感じるかもしれませんが、これは自分のビジネスにかける「初期投資」みたいなもので惜しまず払いましょう。
ここはサクッと払って、前に進むべきです!
Etsyのショプ設立手数料について詳しくは、こちらの記事で解説してあります。
2.覚えておきたい基本の手数料
Etsyの手数料は少し複雑に見えますが、実は覚えるべき基本の手数料は「4つ」です!
本記事では、わかりやすくするために「1ドル=150円」で計算してあります。
以下の表にざっくりまとめてみました⇩
手数料の種類 | 内容 | 金額・割合 |
---|---|---|
出品手数料 | 商品を出品するごとに発生 | 0.20ドル(約30円) |
取引手数料 | 商品が売れたときの販売額に対して | 6.5%(配送料含む) |
入金手数料 | Etsy独自の支払い処理 | 6%+0.30ドル |
為替手数料 | 外貨を円に変えるとき | 2~3%くらい |
ざっくり、売上のうち20%前後が手数料として差し引かれますね。
出品手数料:1商品ごとに0.20ドル

Etsyでは商品を出品するたびに手数料が発生します。
売れても売れなくても、出品した時点で0.20ドルが課金される仕組みです。
- 手数料は1商品あたり0.20ドル(約30円)
- 出品の有効期間は4ヶ月間
- 自動再出品をONにしていると、4ヶ月ごとに再度手数料がかかります
取引手数料:販売価格の6.5%

商品が売れたときに発生するのが取引手数料。
販売価格だけでなく、配送料を含めた総額に6.5%がかかる点に注意が必要です。
例:商品価格3,000円+配送料500円 → 合計3,500円
取引手数料:
3,500円 × 6.5% = 約228円
入金手数料:6%+(商品の販売個数✖️0.30ドル)

入金手数料は、日本の場合「6%+(商品の販売個数×0.30ドル)」が手数料としてかかります。
これは、Etsyの運営側が「Etsyペイメント」というシステムを使って、あなたのお金の管理をしてくれることに対する「利用料」のみたいなもの。
この手数料は、売上金額から自動的に差し引かれる料金です。
例:3,500円の売上(1個)の場合
入金手数料:
→ 6%=210円
→ 固定手数料:0.30ドル(約45円)
→ 合計手数料=約255円
為替手数料(外貨両替手数料):2〜3%

ちょっとだけ難しい話に入ります。
落ち着いて読んで下さいね(笑)
Etsyで得た売り上げは、外国のお金(外貨)で受け取る必要があり、受け取った外国のお金(外貨)を日本円に両替して振り込む際に手数料が発生します。
で、その時かかった手数料のことを「為替手数料(外貨両替手数料)」と呼びます。
ざっくりですが、そんな感じ。
「為替手数料(外貨両替手数料)」については、2〜3%くらいでイメージしておきましょう。
今回は2.5%で計算していきます。
例:100ドル(約15,000円)の売上の場合
為替手数料:
→ 2.5%=2.5ドル(約375円)
Etsyから売上金を受け取る際のサービス「Payoneer(ぺイオニア)」については、下記の記事で解説してあります。
ぜひこちらもご覧ください⇩
3.【補足】配送料

ここまでが、「手数料」として差し引かれる主なコストでした。
でも、実際に商品を発送するとなると、「配送料」も忘れてはいけません。
これは「手数料」とは別枠ですが、販売価格を決めるうえでとても重要なポイントなので、しっかり確認しておきましょう!
実際にいくらかかる?販売シミュレーション
「商品が売れたとき、実際にどのくらい手数料が引かれるの?」
そんな疑問にお答えするため、具体例と表を使ってシミュレーションしてみましょう。
仮設定
- 商品:3,000円
- 配送料:500円
- 合計:3,500円(お客さんが支払う金額)
- 1ドル=150円で計算
この3,500円すべてが「売上」として扱われて、手数料が計算されます。
ちょっと複雑すぎるので、ゆっくり読み進めてくださいね。
販売シュミレーション

売上:3,500円の手数料詳細
手数料の種類 | 計算方法 | 金額(円) |
---|---|---|
出品手数料 | 0.20ドル | 30円 |
取引手数料 | 3,500円 × 6.5% | 228円 |
入金手数料 | 3,500円 × 6% + 0.30ドル | 255円(210円+45円) |
為替手数料 | 3,500円 ÷ 150 × 2.5% ≒ 0.58ドル | 87円 |
合計金額:600円 |
つまり、あなたの口座に振り込まれる金額は、売上3500円ー手数料600円=2,900円です。
でもここで忘れてはいけない点が1つあります。
発送にかかる配送料は配送業社(郵便局等)の窓口で自分で払っていること。
ここ見落としがちなんで注意して下さい。
*要注意ポイント
内容 | 金額 |
---|---|
お客さんが支払った合計 | 3,500円 |
Etsyの手数料 | −600円 |
あなたの口座に振り込まれる金額 | 2,900円 |
実際の配送料(発送時に自己負担) | −500円 |
残る金額 | 2,400円 |
残った金額から材料費等を差し引きすると、最終的な利益が計算できます。
このように、手数料や配送料までしっかり把握しておけば、「思ったより儲からなかった…」なんてことも防げますよ!
実際にかかる配送料については、こちらの記事で解説してあります。
Etsyの手数料は高い?他社サービスとの比較
Etsyって手数料高いの?」と気になる方も多いと思います。
たしかに、国内のハンドメイド販売サイトと比べると、Etsyの手数料はやや高め。
でも、それにはきちんとした理由があります。
まずは、海外向けを含めた主要サービスとの手数料を比較してみましょう。
サービス名 | 合計手数料(概算) |
Etsy(アメリカを中心とした全世界) | 20%前後 |
eBay(アメリカを中心とした全世界) | 約15〜20% |
Pinkoi(アジア圏) | 約15% |
minne(国内) | 約10.56% |
Creema(国内) | 約11% |
ここで、手数料だけで比べると「eBayでいいんじゃないの?」と感じるかもしれません。
でも、Etsyには手数料以上の魅力があるんです。
ここからは、Etsyならではの魅力についてお伝えしています。
手数料が高くてもEtsyを使うべき5つ理由
「手数料が高くても、Etsyを選ぶ価値ってあるの?」
そんな疑問にお答えするために、Etsyならではの魅力を5つにまとめました。
特化型の専門マーケット
Etsyは「ハンドメイド・ヴィンテージ・クラフト用品」に特化した専門マーケットなんですよね。
そのため、
「欲しい人」と「作る人」のマッチング精度がとても高いのが魅力です。
「eBay」との大きな違いは、まさにこの特化性にあります。
わかりやすく例えるなら、「minneとメルカリの違い」に近い感覚でしょうか。
たとえば、メルカリにはあらゆるジャンルの商品が出品されており、幅広い層のユーザーが集まっています。
一方、minneには「ハンドメイド作品が好きな人」たちが集まっていますよね。
それと同じで、Etsyにはクラフト品やハンドメイド作品を愛する世界中のお客さんが集まってきます。
つまり、「どこに出せば、自分の作品がちゃんと必要な人に届くか?」を考えることがとても大事です。
他社サービスと比べると、割高に思えるのも無理はないでしょう。
でも、それを上回る魅力があるからこそ、世界中のハンドメイド作家さんがEtsyを選んでいます。
世界中に作品を届けられる
Etsyの最大のメリットは、世界190カ国以上に販売できる販路の広さ。
特にアメリカ・ヨーロッパのユーザーが多く、日本の作品は「ユニーク」「丁寧」と高評価を受けやすいです。
国内サイトでは届かないような場所にも、あなたの作品が届く可能性があります。
ユーザー数をメルカリと比較すると⇩
月間アクティブユーザー(バイヤー)数 | |
メルカリ | 約2,279万~2,300万人 |
Etsy | 約8,850万~9,550万人 |
メルカリの約4倍ですからね!
円安を味方につけられる
現在は1ドル=150円前後と、円安が続いています。
海外の購入者にとっては、日本の作品がお得に見える状況。
日本のハンドメイド作家さんにとっては、高く販売しても十分売れるチャンスがあるということ。
この為替の利点を活かせば、多少の手数料を差し引いても十分な利益を得られます。
信頼性の高いマーケットプレイス
Etsyは2005年設立の老舗ハンドメイドマーケットで、世界的にも非常に信頼されています。
レビュー制度や購入者保護の仕組みも整っており、初心者でも安心して販売を始められる環境が整っています。
私も最初は「海外への出品は不安だなぁ…」と思っていましたが、実際に使ってみると操作もわかりやすく、問題なく始められました。
日本語対応のサポート体制
「海外サイトは英語ばかりで難しそう」と悩んでいる方もご安心ください。
Etsyは公式ヘルプや出品画面が日本語に対応しており、操作や設定も迷わず行えます。
さらに、「Google Chrome」等の翻訳ツールを使えば購入者とのやりとりも全く問題ありません!
私のように英語が苦手な方でも、大丈夫です(笑)
英語力が心配な方は、こちらの記事もご覧ください。
初心者でもできる!Etsy手数料を抑えるコツ
Etsyでは販売ごとに手数料がかかりますが、ちょっとした工夫でその負担を軽くすることが可能です。
ここでは、初心者さんでもすぐに取り入れられる2つの方法をご紹介します。
紹介リンクからショップを開設する
Etsyでは、既存ユーザーからの紹介リンクを使ってショップを開設すると、40個分の出品手数料(約8ドル相当)が無料になります。
これは、初期費用を抑えたい初心者にとって非常に大きなメリットです。
使わない手はありません。
紹介リンクからショップ開設すれば出品コストが実質ゼロになるので、ぜひ活用しましょう!
私からの紹介リンクはコチラ⇩
「出品料40件無料クーポン」について詳しくは、こちらの記事で解説してあります。
不要な広告費を使わない
Etsyには「外部サイト広告」の機能がありますが、初心者のうちは広告費が手数料に上乗せされてしまい、利益を圧迫しがちです。
ちなみに、Etsyの外部サイト広告経由で商品を購入されると、追加で15%かかります。
まずは無料の範囲で集客やSEOを工夫し、広告は売上が安定してから使うようにして下さい。
「外部サイト広告」について詳しくは⇩
まとめ:手数料を理解してEtsyで海外販売をはじめよう
Etsyの手数料は一見複雑に感じるかもしれませんが、出品手数料・取引手数料・決済手数料・為替手数料の4つを理解すれば、仕組みはとてもシンプルです。
実際にかかるコストをあらかじめ把握しておくことで、販売価格の設定や利益の計算もしやすくなります。
ただ、「習うより慣れろ」って言葉があるよに、基本を理解したら運営しながら学んでいくしかありません。
また、
「Etsyの手数料は高い」と思われがちですが、世界中のマーケットにアクセスできるという強力なメリットを考えれば、決して高くはありません。
紹介リンクの活用や、出品の工夫を通じて、初心者の方でもしっかりと利益を出すことが可能です。
ぜひ、この記事を参考にEtsyでの海外販売を一歩踏み出してみてくださいね!
公式サイトのリンクを貼っておきます。
また、40個分の出品手数料無料クーポンが欲しい方は、下記の紹介リンクからどうぞ。
Etsyの売上金や手数料を管理をする決済サービス「Etsyペイメント」について、下記の記事で詳しく解説してあります。
ぜひご覧ください⇩

以上、最後までお付き合いありがとうございました。
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