「海外にも販路を拡大したい!」
そんなハンドメイド作家さんの夢を叶えてくれるのが、世界中で利用されているオンラインマーケット Etsy(エッツィー) です。
でも、実際に海外向けに販売しようとすると気になるのが「手数料」ですよね。
「いくら引かれるの?」
「本当に売上が残るの?」
と不安に感じる方も多いでしょう。
Etsyは、手数料の体系がちょっと複雑なんです…(泣)
なので、
この記事では2025年最新のEtsy手数料の仕組みを、初心者向けに超わかりやすく解説していきます。
具体的な手数料の種類から、実際にどれくらい引かれるのかのシミュレーション、さらには「Etsyの手数料は高いのか?」という疑問まで、1つひとつ解決していきましょう!
海外販売を目指すハンドメイド作家さんが、安心してEtsyを始められるように。
ぜひ最後までご覧ください!
Etsyでかかる基本の手数料は4つだけ!
Etsyでかかる基本の手数料は4つだけ!
Etsyで販売を始めるときに、まずチェックしておきたいのが「手数料」です。
少し複雑に見えますが、実は覚えるべき項目はたったの4つです!
本記事では、わかりやすくするために「1ドル=150円」で計算しています。
以下の表にざっくりまとめてみました👇
手数料の種類 | 内容 | 金額・割合 |
---|---|---|
出品手数料 | 商品を出品するごとに発生 | 0.20ドル(約30円) |
取引手数料 | 商品が売れたときの販売額に対して | 6.5%(送料含む) |
決済手数料 | Etsy独自の支払い処理 | 6%+0.30ドル |
為替手数料 | 外貨を円に変えるとき | 2.5% |
売上のうち15〜20%程度が手数料として差し引かれるのが一般的です。
出品手数料|1商品ごとに0.20ドル
Etsyでは商品を出品するたびに手数料が発生します。
売れても売れなくても、出品した時点で0.20ドルが課金される仕組みです。
- 手数料は1商品あたり0.20ドル(約30円)
- 出品の有効期間は4ヶ月間
- 自動再出品をONにしていると、4ヶ月ごとに再度手数料がかかります
取引手数料|販売価格の6.5%が引かれる
商品が売れたときに発生するのが取引手数料。
販売価格だけでなく、送料を含めた総額に6.5%がかかる点に注意が必要です。
例:商品価格3,000円+送料500円 → 合計3,500円
取引手数料:
3,500円 × 6.5% = 約228円
決済手数料(Etsy Payments)|日本では6%+0.30ドル
Etsyの決済システムを利用する場合、日本では6%+0.30ドルが手数料としてかかります。
この手数料は、売上金額から自動的に差し引かれる料金です。
例:3,500円の売上の場合
決済手数料:
→ 6%=210円
→ 固定手数料:0.30ドル(約45円)
→ 合計手数料=約255円
為替手数料(外貨両替手数料)|円に変える時の2.5%
Etsyで得た売上は米ドルなどの外貨で受け取ります。
日本円に両替して振り込む際、2.5%の手数料が発生します。
例:100ドル(約15,000円)の売上の場合
為替手数料:
→ 2.5%=2.5ドル(約375円)
この4つの手数料を理解しておけば、不安なく海外販売に踏み出せます。
しっかり準備して、Etsyでの成功を目指しましょう!
実際にいくらかかる?販売シミュレーション
「商品が売れたとき、実際にどのくらい手数料が引かれるの?」
そんな疑問にお答えするため、具体例と表を使ってシミュレーションしてみましょう。
たとえばこんな場合
- 商品:3,000円
- 送料:500円(お客さん負担)
- 合計:3,500円
- 1ドル=150円
この3,500円すべてが「売上」として扱われて、手数料が計算されます。
実際にかかる手数料
売上:3,500円の手数料詳細
手数料の種類 | 計算方法 | 金額(円) |
---|---|---|
出品手数料 | 0.20ドル | 30円 |
取引手数料 | 3,500円 × 6.5% | 228円 |
決済手数料(Etsy Payments) | 3,500円 × 6% + 0.30ドル | 255円(210円+45円) |
為替手数料 | 3,500円 ÷ 150 × 2.5% ≒ 0.58ドル | 87円 |
合計金額:600円 |
つまり、あなたの手元に残るのは売上3500円ー手数料600円=2,900円です。
でもここで忘れてはいけない点が1つあります。
発送にかかる送料は配送業社(郵便局等)の窓口で自分で払っていること。
ここ見落としがちなんで注意して下さい。
では、実際のもうけ(利益)は?
内容 | 金額 |
---|---|
お客さんが支払った合計 | 3,500円 |
Etsyの手数料 | 600円 |
手元に残るお金 | 2,900円 |
実際の送料(発送業社の窓口で負担分) | −500円 |
最終的に残る金額 | 2,400円 |
残った金額から材料費等を差し引きすると、最終的な利益が計算できます。
このように、手数料や送料までしっかり把握しておけば、「思ったより儲からなかった…」なんてことも防げますよ!
Etsyの手数料は高い?他サービスとの比較
「Etsyって手数料高いのかな?」と感じた方も多いかもしれません。
実は国内のハンドメイド販売サイトと比べると、Etsyの手数料はやや高め。
しかし、それには理由もあります。
以下の表で、他社サービスと手数料を比較をしてみましょう。
サービス名 | 合計手数料(概算) |
Etsy(アメリカを中心とした全世界) | 約15~20% |
eBay(アメリカを中心とした全世界) | 約15〜20% |
Pinkoi(アジア圏) | 約15% |
minne(国内) | 約10.56% |
Creema(国内) | 約11% |
海外向けのECショップは、外貨決済や為替手数料が必要になるデメリットはありますが、「世界中のお客さんに見てもらえる」というメリットが圧倒的です。
そのため、「手数料の安さ」だけでなく、「販路の広がり」も重視して選択しましょう。
手数料が高くてもEtsyを使うべき理由
「Etsyの手数料は高い」と感じる方も少なくありません。
国内のサービスと比べると、出品手数料や為替手数料などが加わるため、割高に思えるのも無理はないでしょう。
しかし、それを上回る魅力があるからこそ、世界中のハンドメイド作家さんがEtsyを選んでいます。
以下に、Etsyの手数料が高くても使うべき4つの理由をご紹介します。
1. 世界中に作品を届けられる
Etsyの最大のメリットは、世界190カ国以上に販売できる販路の広さ。
特にアメリカ・ヨーロッパのユーザーが多く、日本の作品は「ユニーク」「丁寧」と高評価を受けやすいです。
国内サイトでは届かないような場所にも、あなたの作品が届く可能性があります。
2. 円安を味方につけられる
現在は1ドル=150円前後と、円安が続いています。
海外の購入者にとっては、日本の作品がお得に見える状況。
日本のハンドメイド作家さんにとっては、高く販売しても十分売れるチャンスがあるということ。
この為替の利点を活かせば、多少の手数料を差し引いても十分な利益を得られます。
3. 信頼性の高いマーケットプレイス
Etsyは2005年設立の老舗ハンドメイドマーケットで、世界的にも非常に信頼されています。
レビュー制度や購入者保護の仕組みも整っており、初心者でも安心して販売を始められる環境が整っています。
私も最初は「海外への出品は不安だなぁ…」と思っていましたが、実際に使ってみると操作もわかりやすく、問題なく始められました。
4. 日本語対応のサポート体制
「海外サイトは英語ばかりで難しそう」と悩んでいる方もご安心ください。
Etsyは公式ヘルプや出品画面が日本語に対応しており、操作や設定も迷わず行えます。
さらに、翻訳ツールを使えば購入者とのやりとりも全く問題ありません!
私のように英語が苦手な方でも、安心して運営できますよ。
初心者でもできる!Etsy手数料を抑える3つのコツ
Etsyでは販売ごとに手数料がかかりますが、ちょっとした工夫でその負担を軽くすることが可能です。
ここでは、初心者さんでもすぐに取り入れられる3つの方法をご紹介します。
紹介リンクからショップを開設する
Etsyでは、既存ユーザーからの紹介リンクを使ってショップを開設すると、40個分の出品手数料(約8ドル相当)が無料になります。
これは初期費用を抑えたい初心者にとって非常に大きなメリットです。
紹介リンクからショップ開設すれば出品コストが実質ゼロになるので、ぜひ活用しましょう!
私からの紹介リンク貼っておきますね👇
出品数をまとめて効率化
Etsyでは、1商品ごとに出品手数料がかかりますが、サイズ・色違いなどを1つの商品ページにまとめて出品することで、手数料を抑えることができます。
バリエーションを使って、無駄な出品手数料を減らしましょう。
不要な広告費を使わない
Etsyには「広告出稿(Etsy Ads)」の機能がありますが、初心者のうちは広告費が手数料に上乗せされてしまい、利益を圧迫しがちです。
ちなみに、Etsy広告経由で商品を購入されると、追加で15%かかります。
まずは無料の範囲で集客やSEOを工夫し、広告は売上が安定してから使うようにして下さい。
まとめ:手数料を理解してEtsyで海外販売をはじめよう
Etsyの手数料は一見複雑に感じるかもしれませんが、出品手数料・取引手数料・決済手数料・為替手数料の4つを理解すれば、仕組みはとてもシンプルです。
実際にかかるコストをあらかじめ把握しておくことで、販売価格の設定や利益の計算もしやすくなります。
ただ、「習うより慣れろ」って言葉があるよに、基本を理解したら運営しながら学んでいくのが最短ルートですよ。
また、「Etsyの手数料は高い」と思われがちですが、世界中のマーケットにアクセスできるという強力なメリットを考えれば、決して損とは言えません。
紹介リンクの活用や、出品の工夫を通じて、初心者の方でもしっかりと利益を出すことが可能です。
ぜひ、この記事を参考にEtsyでの海外販売を一歩踏み出してみてくださいね!
公式サイトのリンクを貼っておきます。
また、40個分の出品手数料無料クーポンが欲しい方は、下記の紹介リンクからどうぞ。
以上、最後までお付き合いありがとうございました。
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