ハンドメイド販売を始めると、気になるのが「住所公開」の問題。
こっそり副業で稼ぎたい人や、プライバシーを守りたい人にとって、自宅住所が相手に知られるのはめっちゃ不安ですよね。
ハンドメイド販売では、
- 発送ラベルに自宅住所を記載しなければならない
- 特定商取引法に基づき、ショップページで住所を公開しなければならない
といったケースがあるのも事実です。
- 「副業がバレるのはイヤ…」
- 「知らない人に住所を知られるのは怖い…」
- 「開業届に自宅住所を書きたくない…」
そんな不安から、一歩を踏み出せない方も多いはず。
実際にハンドメイド作家さんの多くは女性(約7割)と言われており、安心して販売できる環境はとても大切です。
そこで本記事では、
「ハンドメイドで住所を知られたくない」と悩む方に向けて、4つの具体的な対策を紹介します。
副業レベルの気軽な方法から、本格的に取り組む人向けの方法まで解説するので、ぜひあなたに合ったやり方を見つけてみてください。
それでは本題に参りましょう!
副業のハンドメイドで住所を知られたくないあなたへ!
まず最初に、結論からいきますね。
ハンドメイド販売で「住所を知られたくない」と思ったときに取れる対策は、大きく分けて次の4つです。
- 匿名配送サービスを使う
- 販売サイトの「住所非公開オプション」を活用する
- 私書箱や転送サービスを利用する
- バーチャルオフィスを契約する
それぞれ詳しく見ていきましょう。
匿名配送サービスを使う
メルカリ便やラクマパックなどの「匿名配送」を利用すれば、発送ラベルに自宅住所を記載せずに荷物を送ることができます。
購入者にも出品者にも住所は通知されず、配送業者のみが情報を管理する仕組みです。
- メリット:手軽に始められ、低コスト。副業レベルなら十分。
- デメリット:Pinkoi、Etsyなど海外のプラットフォームでは使えない。
販売サイトの「住所非公開オプション」を活用する
minneやCreema、メルカリShopsなどのサイトでは、特定商取引法に基づく住所を「非公開」とするオプションが提供されています。
この仕組みを利用すれば、ショップページに自宅住所をそのまま表示する必要はありません。
購入者からクレームや問い合わせがあった場合など、必要なときだけ住所が開示される仕組みになっています。
購入者から作品の破損や不備などお取引に関するお問い合わせやご要望があった際は、必要に応じて所在地・連絡先を開示していただく場合があります。
引用元:minne公式サイト
ただし、法人登録している場合は住所を公開する必要があるため「非公開設定」にできないので注意しましょう。
- メリット:特商法対応済みなので安心して使える。国内で人気のハンドメイド系サイトで利用可能。
- デメリット:一部制限があり、完全に住所を隠せるわけではない。
私書箱や転送サービスを利用する
郵便局の私書箱や民間の転送サービスを使えば、自宅住所を公開せずに連絡用住所を取得できます。
費用は月数百円〜数千円ほどで、ネット副業や個人事業主がプライバシー保護のためによく利用しているイメージですね。
- メリット:比較的安価に導入可能。個人情報保護に役立つ。
- デメリット:宅配便や特定の配送には対応できないケースがある。「ただの受け取り住所」レベル。
バーチャルオフィスを契約する
本格的にハンドメイド販売を続けていきたいなら、バーチャルオフィスの利用がおすすめです。
簡単に言うと「住所貸しサービス」のことですよ。
商用利用OKの住所をレンタルできるため、特商法の公開住所にも使えますし、発送ラベルにも記載できます。
- メリット:信頼性が高く、事業用住所として利用できる。
- デメリット:月1,000〜3,000円程度の固定費がかかる。
参考までに⇩
住所が公開されるリスクについて
ハンドメイド販売で住所を公開することは、思わぬトラブルにつながる可能性があります。
ここでは注意しておきたい3つのリスクをまとめました。
副業が同僚や友人にバレる
ハンドメイド販売を副業としてこっそり始めたい人にとって、住所公開は大きなリスクですよね…。
ショップページに自宅住所が表示されれば、知人や会社の人に見られて副業がバレる可能性があります。
特に副業禁止の職場に勤めている場合は、思わぬトラブルや厄介な問題につながる恐れもあるでしょう。
プライバシーの侵害
見知らぬ購入者に自宅住所が伝わること自体、プライバシーの観点から不安になる方もいると思います。
一度知られてしまえば取り消すことができず、誰がその情報を手にするのか分からない点は、結構ストレスかもしれませんね。
私が心配性なだけかもしれませんけど…(笑)
特に女性作家さんの場合は、安全面でより強い不安を感じやすい部分でしょう。
クレームやトラブルに巻き込まれる
住所が知られることで、悪質なクレーマーやトラブルに発展するリスクもゼロではありません。
ネット上のやり取りだけなら運営側が仲介してくれますが、住所が相手に伝わってしまうと、直接の嫌がらせや不当な要求に発展する危険性があります。
実際に、過去には「返品を迫られた」「しつこく連絡が来た」といった声もネット上で報告されており、無視できない問題といえるでしょう。
安心してハンドメイド販売を続けるためには、こうした不要なリスクを事前に回避しておくことが重要です。
まとめ:安心してハンドメイド販売を継続する
ハンドメイド販売では、住所公開によって 副業がバレる・プライバシーが侵害される・トラブルに巻き込まれる といったリスクがあります。
これらを避けるためには、
- 匿名サービスを使う
- 販売サイトの「住所非公開オプション」を活用する
- 私書箱や転送サービスを利用する
- バーチャルオフィスを契約する
といった対策を状況に合わせて選ぶことが大切です。
特に長く安心して活動を続けたいなら、バーチャルオフィスの導入が最も安心で現実的な方法といえるでしょう。
まずは自分のスタイルに合った方法を試しながら、無理なく安全にハンドメイド販売を楽しんでみてください。
また、ハンドメイド作品の海外販売に興味のある方は、こちらの記事で詳しく解説してあります。

以上、最後までお付き合いありがとうございました。