「Etsy」と「Pinkoi」、ちょっと選べないなぁ…。
ハンドメイドで海外販売に挑戦したいけれど、最後の2択で迷ってますよね?
初めての挑戦で、しかも海外ともなれば無理はありません。
とくに最近は、
アメリカ向けの関税ルール変更(いわゆるトランプ関税)などの地政学リスクもあって、海外販売に不安を感じる方も多いでしょう。
そこで本記事では、海外販売が初めての人に向けて「Etsy」と「Pinkoi」の特徴やメリット・デメリットをわかりやすく比較します。
この記事を読めば、現時点での最適解がきっと見つかるはずです。
ぜひ最後までご覧ください!
結論:2025年9月時点では「Pinkoi」がおすすめ!
最初に結論からお伝えしておきます。
これから初めての海外販売で「Etsy」と「Pinkoi」で迷っているなら、「Pinkoi」を選びましょう。
その最大の理由は、アメリカ市場を中心とするEtsyでは、現在「トランプ関税」の影響でまともに商売できる状況ではないからです。
実際、Etsyの売上の6割以上がアメリカであり、2025年9月15日現在も日本郵便がアメリカ宛ての荷物を受け入れ停止している状況が、それを物語っています。
一方でPinkoiは、台湾・香港・東南アジアなどアジア圏がメイン市場で、日本からでも安定して発送できるのが魅力のひとつ。
また、日本法人が設立されているため、日本語対応やサポート体制も整っており、初心者でも安心して始められます。
もちろん、将来的にEtsyに挑戦する選択肢もありますが、最初の一歩としてはPinkoiが圧倒的に安全でおすすめです。
海外販売の地政学リスクについては、こちらの記事で詳しくまとめてあります。
EtsyとPinkoiをわかりやすく比較
項目ごとの比較表
まずは、両者の基本的な違いを一目で把握できるように、簡単な比較表を作りました。
ご覧ください⇩
比較項目 | Pinkoi | Etsy |
---|---|---|
出店方法 | 審査制(厳しい) | 審査なし |
ショップ開設費用 | なし | あり(15ドル〜) |
メインマーケット | アジア(台湾・香港・タイなど) | 欧米(アメリカ・カナダ・欧州な) |
手数料・利用料(ざっくり) | 15% + NT$15(約58円) | 20%前後 |
登録ユーザー数(2025年) | 約680万人 | 約8850万人 |
商品傾向 | デザイン・世界観を重視 | 素材問わず幅広い |
自動翻訳機能 | あり | あり |
日本法人 | あり | なし |
管理画面 | 使いやすい | やや使いにくい |
比較ポイントまとめ
ポイント①:市場
Pinkoiはアジア圏(台湾・香港・タイ・など)が中心で、日本ショップの6割以上を占める台湾からの注文に対しては「Pinkoi指定便」があるので、安定した配送が魅力です。
一方のEtsyは欧米(アメリカ・カナダ・欧州)が中心で、市場規模はめっちゃくちゃ魅力的なんですけど、関税の影響で主力のアメリカがほぼ機能していない状況なので…。
まぁ、今後の動向次第といったところですね。
ポイント②:手数料・コスト
Pinkoiは出店料が無料で、商品が売れたときに「手数料15%+NT$15(約58円)」がかかる仕組みです。
シンプルで分かりやすいので、気軽に始めやすいのが魅力ですね。
一方のEtsyは、出品料・販売手数料・決済手数料などを合わせると、だいたい20%前後になります。
正直、Etsyの手数料ってめっちゃ複雑で、理解するのが大変なんですよね…。
詳しく知りたい方は、こちらの記事でご確認ください。
ポイント③:翻訳機能・サポート
Pinkoiは日本法人があり、日本語対応のガイドやサポートがとても充実しています。
これだけでも、安心感が桁違いですからね。
一方のEtsyは自動翻訳機能がついているものの「ん?この日本語おかしくね?」みたいなのはしょっちゅうです(笑)
なので、ChatGPTや翻訳ツールをうまく活用して乗り越えていくしかありません。
ポイント④:参入のしやすさ・競合レベル
Pinkoiは審査制なので、最初に「作品のクオリティや写真、ショップのコンセプト」がきちんとしているかチェックされます。
ちょっとハードル高そうに感じるかもしれませんが、「その分競合が少なくてウハウハですよ〜!」って言いたいところなんですが…。
やっぱり審査を通過してきただけあって、どのサイトもレベル高いんですよね。
まぁ、部活動とかで予選大会を突破して決勝リーグに残った時の「どこも強そうだなぁ…」って感じによく似てます(笑)
一方のEtsyは審査がなく出店できるので、世界中の作家と一気に同じ土俵で戦うことになります。
その分、SEOツールなどを活用して上位表示を狙う工夫も欠かせません。
チャンスは大きい反面、出店数も多いので最初はなかなか見つけてもらえず苦戦しやすいのが正直なところです。
慣れてきたらEtsyで世界へ!
個人的には、Pinkoiで少しずつ経験を積んで、次のステップとしてEtsyに挑戦してみるのがおすすめです。
Etsyは世界最大級のハンドメイドマーケットで、登録ユーザーは8,800万人以上。
参考までにメルカリは約2,200万人なので、市場規模の大きさは圧倒的ですよね。
アメリカ・ヨーロッパを中心に世界中からアクセスが集まるので、一気に世界規模で勝負できるチャンスが広がります。
もちろん、その分競合も多く、SEO対策などのスキルが必須なんですけど…。
最初にPinkoiで販売していけば、商品写真・説明文の作り方・発送方法も含めたショップ運営の感覚もだいぶつかめているはずですからね。
スキルアップしてからEtsyで世界販売に挑戦しましょう!
まとめ:まずは小さく始めてみよう
海外販売というと「なんだか難しそう…」と感じるかもしれませんが、最初から完璧を目指さなくても大丈夫です。
今はアメリカ市場が関税などで不安定な状況なので、まずはアジア圏がメインのPinkoiで小さく始めること。
そして、経験を積んでショップ運営の感覚がつかめてきたら、Etsyで世界に挑戦する。
このステップアップが、
リスクを抑えつつスキルアップできる一番現実的な方法だと思います。
最初の一歩は小さくても、続ければ確実に大きな力になるはずです。
ぜひ、あなたの作品を世界に届けてみてください。
ちなみに、私がPinkoiに出店申請した時の記事はこちらになります。

以上、最後までお付き合いありがとうございました。